自律神経からくる体の不調その原因と改善に向けた対処法

「常に体だるく、寝ても疲れが取れない」・「天気が悪い時、体調が悪くなる」・「なかなかやる気が出ず、すぐに疲れてしまい横になってしまう」これらを疲労や年齢、体質のせいにしていませんか?
実はこれらは『自律神経の乱れ』によって起こる症状の一例です。
なので、自律神経を整えればこれらが解消される可能性があります。
後述しますが、自律神経の働きは多岐に渡るため、自律神経の乱れ・自律神経失調症と言っても出てくる症状は様々ありますので、まずはセルフチェックで自分の自律神経の状態をチェックしてみてください。

また自律神経の乱れを放置してしまうとやがて『うつ病』になってしまいますので、今のうちにしっかりと改善へ向けて行動しましょう!

自律神経の乱れをチェック!

以下は自律神経の乱れで起こる代表的な症状になります。
ご自分に症状に当てはまるものがないか?チェックしてみてください。
当てはまる数が少ない方が軽症ですが、1つでも当てはまるということは自律神経の乱れが始まっているということですので、悪化する前に早めに対処していきましょう!

お悩み項目についてのチェック項目お悩み項目をチェックしてみてください!

個チェックがつきました!

これだけ多くの症状が『自律神経の乱れ』というたった1つの原因で起こります。では、次に「自律神経が乱れる」とは一体どういう状態になっているのでしょうか?それがわかると、じゃあ今何をすれば良いのか?対処法もわかるようになりますので、わかりやすく説明していきたいと思います。

自律神経とは?

自律神経について

実は、身体の中に『自律神経』という名前の神経はありません!

内臓の働きや心拍数、血圧・呼吸・体温・睡眠など生命活動をコントロールしている神経をまとめて『自律神経』と呼んでいます。

意識や意志の影響を受けることが比較的少なく、自動的に働き続けることから『自律』神経という名前が付けられました。
例えば、いくら自分で「オラの心臓よ・・・早く動いてくれ!!頼む!!!」と、思っても早く動いてくれません。
しかし、運動したりすると身体の隅々に血液を送る為に、勝手に心臓はドキドキ早く動いてくれます。

自分の意志とは関係なく勝手に、身体にとって一番ベストな状態になるようにコントロールしてくれるのが、自律神経の働きです。

でも、心臓って早くドキドキドキって動く時と、ゆっくりドックン・・・ドックン・・・ドックン・・・って動く時とありますよね?
それは自律神経には、『交感神経』と『副交感神経』の2種類があるからです。

交感神経とは・・・興奮している時に働く為、脳と体が良い意味でも悪い意味でも緊張します。
副交感神経とは・・・脳や体を休ませたり、内臓を働かせたり、傷や病気を治す時、リラックスしている時に働きます。
副交感神経がしっかり働くことでぐっすり眠れ、疲れも取れ、うつも治り、元氣になります!

交感神経は日中に働き、副交感神経は夕方から夜にかけて働きます。
グラフにすると、このようになります。

自律神経について

交感神経と副交感神経は真逆の働きの為、同時に働くことはありません。
シーソーのようにどちらか片方が働けば、片方が休むようになっています。

交感神経が過剰に働き、副交感神経が働けない状態になった時に出て来る症状のことを『自律神経失調症』と呼んでいます。

わかりやすく、交感神経と副交感神経の働きの違いについてまとめた表を用意しました。

内臓·器官 交感神経 副交感神経
瞳孔 拡大 縮小
心臓 拍動が小さく早くなる 拍動が大きく遅くなる
呼吸が浅く早くなる 深くゆっくりになる
血管 収縮(血圧上昇) 拡張(血圧下降)
抑制 亢進
運動抑制 運動亢進
筋肉 緊張 弛緩
睡眠 覚醒 眠たくなる
涙腺 分泌抑制 分泌亢進
汗腺 分泌促進
感情 怒り・不安・恐怖・喜び 悲しみ・懐かしみ・安心

自律神経はこれだけ様々な働きがあるので、セルフチェックのように多くの症状が出てしまうのも理解していただけると思います。

うつはエンスト状態?

自律神経失調症が悪化するとうつになる!!

最初にもお伝えしましたように自律神経の乱れが悪化するとうつ病になってしまいます。
うつ病になってしまうと、なかなか外に出ることも出来なくなってしまうため対処も難しくなってしまいます。
自律神経とうつ病の関係についてお伝えしていきます。

自律神経について

僕はいつも説明する時、体を車に例えます。

  • ・交感神経はアクセル
  • ・副交感神経はブレーキ
  • ・体のエネルギーはガソリン

の役割があります。

自律神経が乱れると、交感神経(アクセル)が過剰に働き、副交感神経(ブレーキ)が働けない状態になります。
つまり、アクセルを踏みっぱなしの状態になります。

すると、やがてエネルギー(ガソリン)が尽きてきますよね?
夜眠れなかったり、食欲がなくご飯が食べられなかったり、呼吸が浅くなると、エネルギーを作れなくなります。
自律神経が乱れると、ガソリンの補給をせずに、アクセルをガンガン踏んで走り回っている状態になります。

やがてガソリンが尽きてきて、ノロノロしか走れなくなった状態がうつ状態・うつ症状・うつっぽいと言われている状態です。

それでもガソリンの補給をしないとエンストを起こし、完全に止まってしまいます。
この状態になると「頑張る気も起こらない、何もする気が起こらない」という状態になります。これが2週間以上続けば「うつ病」と診断されます。

4つのストレス

  • 健康

    交感神経 適切に働く
    副交感神経 適切に働く

  • 自律神経失調症

    体の症状

    交感神経 過剰に働く
    副交感神経 働けない
    =がんばればできる

  • うつ状態

    体の症状+
    軽い心の症状

    交感神経 働きづらい
    副交感神経 働けない
    =やる気を出して何とかやる

  • うつ病

    体の症状+
    心の症状

    交感神経 働けない
    副交感神経 働けない
    =頑張る気も起きない

図にも書いていますが、自律神経失調症の時は主に体の症状が出ます。
不眠症・めまい・耳鳴り・頭痛・食欲不振・動悸・過呼吸・息苦しさ・胃腸障害・慢性疲労症候群(疲れが取れない)などが当てはまります。

一方、うつ病になると体の症状に加えて心の症状が現れます。
やる気が起こらない・喜べない・笑えない・不安になる・集中力や思考力、記憶力が無くなる・死にたくなる・大事なことでもどうでもよくなる・興味や関心が薄れるなど・・・

まとめると、人間の体はエネルギーがなければ働けません。
自律神経失調症の時には、交感神経が過剰に働くためにエネルギーを非常に使います。エネルギーを使い切ってしまった状態が『うつ病』です。

エネルギーがないので交感神経も副交感神経も働けなくなります。
つまり、うつ病になると交感神経が働けないので、働くことも遊ぶこともできなくなり、副交感神経も働けないので、眠ることも満足にできないのです。

うつ病を克服するには、まずエネルギーを貯めることから始めなければなりません。
また、うつ病が治ってからも、エネルギーが無くなるまで使わないことが重要です。

自律神経失調症は、うつ病の入り口に当たります。

セルフチェックで自律神経の乱れが確認されたら、意識的に休養を取ったり、リラックスする時間を作ったりして、なるべく副交感神経が働ける環境を作るようにして下さい!
この段階で早めに手を打つことが、うつ病の予防になります。

また、副交感神経を働かせるようにするために、整体やカイロプラクティック、鍼治療などで自律神経のバランスを整えてもらうこともオススメです!

病院で自律神経失調症と言われたらすべきこと

自律神経には交感神経と副交感神経があり、そのバランスが崩れてしまうことが自律神経失調症をまねきます。
ただ体の不調を訴えて病院を受診しても、自律神経失調症という診断を受けて、思い当たるストレスもないのに「ストレスが原因」と言われたり、規則正しい生活を送るように指導を受けるだけで現状が変わらないという方も珍しくありません。

自律神経失調症と診断されたなら、まず初めに思い当たるストレスがあるかどうかを考えてみましょう!
もし何か大きなストレスがあるようでしたら、それが原因で自律神経の乱れが起こっている可能性があるので、カウンセリングなど心のケアを行ってください。

もし、何か思い当たるストレスが無い場合、整体やカイロプラクティックで『首』の状態をチェックしましょう!
首のゆがみは自律神経の大元である「脳幹」にダイレクトに影響するため、首の状態を良くすれば多くの自律神経失調症は改善する!とおっしゃるお医者さんもいるほどです。

これからのことを考えるなら自律神経へのデメリットは解消すべき

自律神経は内臓の働きや心拍数、血圧・呼吸・体温・睡眠など生命活動をコントロールしている神経です。
自律神経の乱れはこれらに影響を与えてしまうため、やがてうつ病を引き起こしてしまうだけでなく、免疫力の低下を招き、ウイルス感染や病気の原因になってしまうこともあります。
取り返しのつかないほど大きな病気の始まりには自律神経の乱れがあったなんてことは少なくありません。
自律神経の乱れをそのままにしておいて良いことは1つもありませんので、セルフチェックで1つでも当てはまるものがある場合には、どうすれば改善するかを一緒に考えていきましょう!

※当院は米国本部R.W.Sweat Research Foundation公認アトラス・オーソゴニスト認定を受けた院長がアトラス・オーソゴナル法を用いて首の施術を行います。
また日本自律神経研究会主催の、うつ病・自律神経失調症に対する専門教育『自律心体療法プラクティショナーコース』全課程を修了していますので、首の問題から来る自律神経の乱れは是非当院にお任せ下さい。